スタッフブログ

haus-wrap内覧会

1月18・19日に、神戸市西区にてhaus-wrapの完成見学会が行われました。
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日曜日の朝は、歩道に雪が積もっているほど冷え込んだ西区です。
完全予約制でしたので、一般のお客様には落ち着いてご覧いただけました。
建築家の方の来場がとても多く、山根さんの設計の注目度の高さが感じられます。
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窓取り付け

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『haus-wrap』上の写真は外観、下の写真は内部です。屋根にトップライトが見えますね。このタイミングでトップライトや窓をつけていくのは、防水工事や、内外壁の仕上げがその後に続くからです。

窓は簡単に取替するわけにはいきません。リフォームする時がわかりやすいのですが、通常、窓を一カ所交換するだけで内部、外部共に壁をやり替えなければなりません。『順番』ももちろん大事ですが、ひとつひとつの作業を無駄なく迅速に、かつ『やり直し』のないようにするのが現場管理の重要な部分でもあります。

神戸市西区で上棟式!

快晴の中、建て方が始まりました。
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手際よく作業は進み、あっという間に組みあがりました。

シート養生まで完了し、9月25日、無事に上棟式がとり行われました。
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お施主様によって家の四隅が清められます。今後も工事中、事故のないよう祈願します。
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滞りなく閉式いたしました。お施主様、上棟おめでとうございます!基礎の工事から建て方まで少し時間がかかりましたが、『haus-wrap』の工事は順調です!これから金物取付、外壁仕舞工事へと移ります。これからもよろしくお願いいたします。

上棟式の模様は、設計の一級建築士事務所hausのブログでも紹介されてます。さすが山根さん、写真がきれいです。ぜひこちらもご覧ください。→http://hausuma.exblog.jp/19718897/

配筋検査~基礎コンクリート打設

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↑基礎の配筋検査です。基礎以外の部分もRC(鉄筋コンクリート)なので通常の木造と比べ時間がかかり、ようやく検査といった感じです。
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↑ポンプ車からコンクリートが流し込まれます。
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↑専用の器具で均されます。
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↑この状態で養生期間(コンクリートが固まり、強度が出るまでの期間)を経て次の工程にうつっていきます。

鎮め物

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↑先日防水処理がされたコンクリートに断熱材を貼り、土が戻されます。
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↑全体に土が均されました。
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↑家が建つその中心付近に埋められる『鎮め物』です。
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↑捨てコンクリートが打たれました。
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↑さらに型枠が施工され基礎のコンクリートの用意です。

『鎮め物』はその土地の神様を鎮めるものです。儀式としては地鎮祭で済んでいますが、このように埋めるところまで行うのが通常です。

これからこの家に住むお施主様に災いなどおきませんように・・・

外部型枠撤去~防水処理

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↑コンクリートの養生期間を経て、外側の型枠が撤去されました。

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↑コンクリートが均等に行き届き、キレイに型枠が外れました。

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↑その表面に黒い塗料のようなものが塗られていますね。

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↑この黒いのはアスファルト塗膜防水材です。

この後、防水材を保護するための処置が行われます。これで確実にコンクリート外部側からの水の浸入を抑えます。

毎日暑いですね・・・でも涼しくなるために水浴びしてるわけじゃないです。

さあコンクリート打設です!とその前に何やらホースで水をまいてます!?(理由は後述します)
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その後、徐々にコンクリートが流し込まれます。液状でも『さらさら』ではなく『ドロドロ』なので、固まる前に、隅々に行き渡るように振動を加える作業を同時に行います。
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鏝(こて)を使って丁寧に均(なら)します。
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う~ん、いい感じです。これでそのまま乾けばOKかな?
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・・・翌日、もう白くなってます。表面が乾いてきてますね。よしよし。
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なのに!ああっ!誰だホースそこの置いたのは!しかも水が出っ放しじゃないか!!せっかく乾いてきたのに!!!
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・・・これでもかというくらいに水をかける・・・大丈夫?
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コンクリートの打設に『水』という要素は不可欠です。そしてその役割によってタイミングや分量がとても重要です。ちなみにコンクリートは水、セメント、砂、砂利、混和材(いろいろ種類があります)が絶妙なバランス(比率)で混ぜ合わされています。

打設前の散水ありましたね、これがなぜ必要か?答えは①くっつきやすく、②外れやすく、③水分量を変えないため。

新しく流し込むコンクリートは『ドロドロ』なので当然、水分を含んでいます。そして大事なのはその水分等がバランスよく含まれているということ。

『打ち継ぎ』という作業をするとき、例えば今回のように基礎のコンクリート(すでに固まった状態)に1階部分のコンクリートを上から『継ぎ』ます。その時、基礎のコンクリートが乾燥していたら、新たに打設したコンクリートの水分を吸ってしまい、新たなコンクリートの水分が減ってしまいます。また、基礎のコンクリートが水分を含むことで新旧コンクリートの接着力が増します。

ちなみに『継ぎ』目の部分は目が粗い方が良いので、鏝(こて)仕上げはしません。ステッカーを張るのとは異なり、ツルツルだとくっつきにくいからです。(ザラザラの壁とツヤツヤの鏡に粘土をくっつけるようなイメージです・・わかりにくいかな)

もうひとつ、コンクリートが固まるまで外すことの出来ない型枠と呼ばれる板の枠は、表面がツルツルです。乾燥して外す時にキレイに外れるようにそうなっているのですが、板がコンクリートの水分を吸わない様に散水し、先に十分水分を含ませることも大事です。

季節や天候によって気温、湿度の違いがあり、乾燥の時間も変わります。それに合わせて比率も調整しなければなりません。コンクリートに十分な強度を持たせるために最も気を使う部分でもあります。

一日置いてホースで水浸しにしたのも、コンクリート表面にクラック(ひびわれ)が出来ないようにするためだったりします。当日ではなく一日経って、少し乾いたところでそれをやるのも、水分量と乾燥と時間と気候など、すべて考慮したタイミングということなのですね。

規則正しく

一階部分はRC(鉄筋コンクリート)のため、コンクリートを流し込む型枠と内部の鉄筋が固定され、整列しております。
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液状のコンクリートの圧力を抑えるため、型枠の板(コンパネ)が頑丈に固定されます。
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人の体に例えると、鉄筋が骨、コンクリートが肉のようなイメージだと分かりやすいかも・・・しかし、役割としては鉄筋=骨、コンクリート=肉では断じてありません!
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『引張り』に強いのが鉄筋、コンクリートは弱いです。反対に『圧縮』に強いのがコンクリート、弱いのが鉄筋です。人体の骨、肉の関係性とは違いますよね。
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お互いの弱点を補う形でRC(鉄筋コンクリート)は構造体として成立しています。↓用意が出来たので次回はコンクリート打設(液状のコンクリートを流し込む!)です。
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型枠工事

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↑コンクリートを固める為の『型』となる型枠工事です。

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↑『haus-wrap』では一階部分がRC(鉄筋コンクリート)なので基礎のコンクリートが終わると、一階の構造部分となるRCの鉄筋と型枠工事の順となっていきます。

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↑鉄筋の量が多いので適当にやってると思われるかもしれませんが、しっかり間隔を確認しています。鉄筋が少なければ強度が出ず、逆に多すぎると間隔が狭くなりコンクリートに含まれる砂利が引っ掛かり空間が出来てしまう恐れがあります。

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↑型枠の板からポツポツ飛び出しているのは『セパ』といいます。セパレータ、つまり、型枠同士が適切な距離で離れた状態を保ち、コンクリートを流し込む時に変形しない様にしています。鉄筋との間隔もこのような専用の金物を使いコンクリート打設に備えます。

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↑こうして型枠が組み上がっていきます。

鉄筋工事

段差のある地形ですが鉄筋はキレイに整列しました。
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よく、鉄筋を雨ざらしにして錆びた状態で放置し、強度が落ちるのではないかと考える人もいます。確かに錆びた鉄は強度が落ちますが、コンクリートの中に入る鉄筋となると話は違います。

実は、鉄筋の表面の(軽い程度の)錆びはコンクリートとの付着性が良くなるのでOKなのです。むしろ鉄筋にさび止めの塗料を塗ろうものなら、その塗料が邪魔をしてコンクリートと鉄筋の間に膜を作り、付着しにくくなってしまいます。

錆びも程度によりますが、このような作業ひとつとっても知識と経験は大事ですね。