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捨コン打設

一昨日、捨コンの打設を行いました。写真で確認できますが地盤面の高低差が結構ありますね。
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『捨コン』は捨てるコンクリートを略したような用語ですが、基礎の強度に関係するものではないため、そんな言い方をします。じゃあなぜ捨コンが必要なのか?写真を見ると建物が建つ予定のだいたい外周りが水平になっていて、中に盛り上がった土壌が見えます。

この捨コンが硬化したら墨出しという作業を行います。『墨出し』はその名の通り、『墨ツボ』という道具を使って、次に行う基礎のコンクリートを打設するための型枠や鉄筋などの位置を墨で印します。捨コンが水平になっていない、または捨コンがないなんて場合は基礎のコンクリートはうまく打設できません。

建築の世界では普段使われるのとは違う意味を持つ、独特の用語があります。『すて』とか『ころす』『しかる』『いじめる』等々・・その言葉だけみると物騒なものでも、ちゃんと意味があり、工事現場では日常的に使われる用語なのです。

敷地掘削

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↑高低差のある敷地ではこの作業の分もコストをみていなければなりません。

この分の費用が建築本体工事に含まれるかどうか?家づくりを始める前に想像しておかないと思わぬ出費になります。

『見えない部分』の工事なので、地域によっては、たまに歴史的な出土品なんか出てきて工事が中断することも・・・

コストも工期も工事内容もある程度に理解して・・・何より『こころ』に余裕が必要だと思います。

『haus-wrap』 神戸市西区で新たに地鎮祭が行われました。

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梅雨時期でありながら、日曜日はタイミング良く雨が止んでくれました。

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こちらの敷地にはご覧のように勾配がついたところがありますので、地鎮祭前日、現場監督が移動しやすいように階段状の梯子を作っておいてくれました。ささら(両サイドの長い板)には足場板を使っていますね。

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その現場監督が鍬(くわ)を入れます。

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こちらは山根さんの設計です。これまで同様、素敵な家が期待されます。よろしくお願いいたします。

『haus-wrap』と名付けられた家はこれから徐々にその姿を見せてくれます。どんな家になるのか?建てる立場の私たちも非常に楽しみです( ゚∀゚)ノ