6月とは思えない暑い日差しの中、棟上げ作業が続けられます。
朝からの作業が本当に順調に進み、お昼前にはもう家の骨格が見えました。
ちょうどお昼に御幣が用意され、さあ上棟式です。
いつもわれわれビームスで上棟式を行う際は略式ではありますが、大工の棟梁、工事担当の現場監督、お施主様の順に建物の4隅へ清めの儀式を行います。
式も滞りなくすすみ、お施主さまのご厚意で会話の場を設けていただきました、そして施主のTさまから気持ちあふれるごあいさつの言葉もいただきました。
手前は設計の村岡さんですね。(写真の飲み物はビールに見えますがもちろんノンアルコールです)
お施主様と設計者、施工者、現場作業員など、家づくりに関わる人間がこうして集まることは昔の日本では当たり前のことだったと思います。やはり、自分が建てる家であれば、大工さんの顔も見ておきたいですよね。
住宅に限らず、作り手が『見える』ことで人は安心しますよね。最近は都市部のスーパーでも野菜に生産者の名前が入っているものがあります。ただ安いものより、そうやって作り手の『見える』ものを私も選びます。
作り手が『住まい手』のお顔を拝見させていただき、直接『住まい手』の家づくりへの『想い』を聞ける・・・こんな関係ができてこそ『ありがとう!』と、気持ちが入った仕事になると思います。
これから家づくりをされる方も、『自分が家づくりにどうかかわるか?』によってあなたなりの『安心』が見つけられると思います。